ちょっと気が早いですが、そろそろクリスマスの準備に(手作り大好き!という方は)かかった方がいいかもしれません。
子育てしながら何か特別な事をするってやっぱり大変だから…。
テレビコマーシャルでサンタ服の女の子を見て思い出したのが、もう35年以上も前のクリスマス。私の1番好きなクリスマスのコト!
頑張って(無理して)郊外にマンションを買い、のんびり貧しく暮らした20台後半のクリスマスの話。
同じような暮らしむきのマンション仲間達とクリスマスケーキをどうするか、悩んだものです。
当時(1981年)、2000円でバタークリーム(生クリームのは高くて)のクリスマスケーキが買えたのですが、その2000円に悩みに悩んで…(書いていて、いじらしくなっちゃうなー)。
そんな年のクリスマスです、私の心に最も残っているのは…。
秋から始めたクリスマスの準備
その年のクリスマスは秋から始まりました。
アドベントカレンダーの先取り?
12月までに24コ確保する予定で、トイレットぺーバーの芯を集めはじめたのです。
タダで数多く同じカタチを、と考えると他に思い当たらなかったから(今なら100均かな)。
11月30日の夜、その芯に12月24日までの日にちを書き入れ、糸を通し壁に吊しました。
芯の中には秘密の言葉が書かれたメモが貼り付けてあり、翌朝から子どもたちはその日の芯を取って開け始めます。
メモには例えば、「お布団の間にヒントがあるよ」と書いてあり、子ども達は布団の中を探し回ります。
見つけ出したメモには「今日のプレゼントは机の2番目の引き出しに」……なんて感じ。
ヒントが5回もありなかなかプレゼントにたどり着けない日は、キャーキャーゲラゲラ朝から大騒ぎです。
プレゼントは、やはり秋頃から集め始めた小さなおもちゃや実家で見つけた何でもない、でもちょっと特別な感じのもの。
1度だけ、日曜日のプレゼントにポチ袋に入れた100円というのも…。
それが子ども達の初めての買い物になりました。
子ども達はまだ字が読めず、だからメモは私が代読したのだけれど、このお遊びを心から楽しみました。
これってアドベントカレンダーの先取りですよね。
手作りのクリスマスツリー(布製・壁掛け式)
クリスマスツリーも手作りです。
ステキだな-と思うツリーは分不相応でした、なんせ貧乏ですから!
裁縫は全然得意じゃありませんが、一念発起して作ってみました。新聞紙を三角に切って大体の型紙(みたいなもの)を作り、安い生地とパンヤを購入。
薄茶色のコールテン生地にツリーを模したグリーンのキルティングのツリー、幹の下には茶色の植木鉢という構成です。ツリーの中にはパンヤを入れ、厚みを出しています。
そのクリスマスツリーは今も次女宅の12月を賑わあせています(写真は次女がリメイクしたもの)。
壁掛け式だから場所を取らず、そこそこの大きさもあり、雰囲気が出ます。
安全ピンなどで簡単に飾り付けが出来るので、手作り、市販品織り交ぜて賑やかなツリーの出来上がり。
シーズンオフはたたんでロッカーに収納。
初めての手作りクリスマスケーキ
クリスマスケーキも結局、手作り。
悩んで買うより、キッパリ諦めてその分楽しもうと。
それまでスポンジを焼いたことがなかったので、それも気が重く、考えた末が、ホットケーキ7枚重ね特別バージョン。
ホットケーキの間に生クリームを入れ、全体も生クリームで覆う。
生クリームは子ども達の役目だからもう大はしゃぎ。
時々、生クリームを舐めたり、天辺に小山を作ったり…。仕上げはマーブルチョコでデコレーション。
愉快なクリスマスケーキの出来上がりでした。
近頃はものすごく可愛いクリスマスケーキがあるので、心が揺れますねぇ~。
子供のイベントは楽しさ最優先
ちょっと負け惜しみっぽいですが、貧乏でもケーキ作りでも、楽しさを目指せば何も問題ないです。
自分の実力内でいかに子供を笑わせ夢中にさせるか、子育て中はそんな事ばかり考えていました。
例えば、夫の誕生日には絵本のストーリーを劇にして、1人2役くらい演じたり…。
私が結婚式で着たお色直しのドレスで、当時5歳の長女が白雪姫をやった時はもうドレスが嬉しくて大暴走。
アドリブが多すぎて、私も次女もついていけず、笑っただけで終わってしまったり…。