早い子供だと、3、4歳から字を書き始めます。
人生において画期的な出来事です。
最初のつたない字がだんだんと整ってきて、マス目に収まる頃には小学生。
親にとっても喜びの時です。
子どもが字を覚えた次の誕生日から
写真で成長を記録するように、字や文章の進化を記録するのも楽しいと思います。
落書きしたメモや紙を整理するのもいいですが、字を書き始めた記念に親との交換日記を始めるのはどうでしょう。
実際にスタートする日が子どもの誕生日なら本当の意味で記念になると思います。
最初は「いぬ」の2文字でも、親は「○○ちゃん だいすき」とか「まま も いぬ が すき です」と返事してあげれば、そのうちだんだんと言葉を繋いでいくようになるでしょう。
強制せず、でもママかパパは必ず書く、という風にすれば、読む楽しみを知ったお子さんが自然に文字を残すようになると思います。
字形の成長、単語を繋いだ文章の成長、もしかしたら書かれている内容から心の成長までも見る事ができるかもしれません。
意識せず身につく学習
ただ、「お勉強」にならないよう注意することは必要かもしれません。
窮屈な習慣はとても辛いので…。
がしかし、これが何と最高の学習、本当の意味の学びになると思うのです。
何を書こうかと考える、読んで理解する、相手にわかるように字を整えようとする、すべてが能動的!
子どもに新しい世界ができはじめるきっかけになるかもしれませんねー。
交換日記は静かで深いコミュニケーション
親がとっても楽しんでいる様子と、書いても書かなくても良いんだよというメッセージをお忘れなく。
ちょっとしたコツとして、交換日記の置き場所はリビングのテーブルの上なんていう安直な場所ではなく、ちょっと特別な場所にするのが良いです。
書く時は食卓でもテーブルでも良いけれど、書き終わった日記が特別の場所に置かれているというシチュエーションが子供の気持ちを刺激します。
もし長く続いたら、家族の何よりの宝物になりますね。