なぜだか夫と私は、孫への誕生日プレゼントを別々に渡すことになってしまっている。
夫と私のプレゼントへの考え方が違うからなのか、はたまた、最初の時にたまたま別々に渡したら「倍もらい」と勘違いした孫たちの期待の大きさに負けたからなのか…ともかく、そんな事になってしまった。
夫はプレゼントに手間ひまかけるタイプ。
私の選ぶ安直なプレゼント(文末参照)は好まない感じ。
何かを作るのが好きで、だからプレゼントも気持ちの入ったモノが多い。
以前はバケツいっぱいのレゴブロックだったりしたけれど(本人も幼少の頃からおよそ60年来のレゴファン。
娘の家には夫が子どもの時に遊んだレゴが段ボール一杯ある)、気分が乗った時は手作りプレゼントとなる。
ジジが5歳の孫に贈ったプレゼント
保育園のクラス便りに「しんぶんをよめるようになりたい」と書いてあったので、助走のつもりでこのノートを思いついたよう。
子どもや動物が登場するニュースはもちろん、楽しげなニュース、夢のあるニュースをピックアップ。
写真を見れば子どもにも一目瞭然の記事もあれば、内容はちょっと難しいけれど、周りの大人が手助けすれば少しは理解できる…そんな記事もある。
- ともかく毎日丁寧に探し、ノートに貼る。
- 写真と言葉だけでは想像し難い記事は、イラストを描く。
近い将来字が読めるようになるから、イラストの横には簡単な説明文なども付ける。
孫は非常に喜んで、誕生日以降、毎日ノートのチェックを怠らない。
次第に「この記事も貼って」などとリクエストし始めた。
新聞記事と、大人の解説で彼の世界は段々大きくなっていくような気がする(だけかも? それでもいいんだけど…)。
手間と時間はかかるけれど、何かが温かく繋がっているようで、すごくステキ!と思う私。
ただ、問題は切れ目がないこと。
実は、12歳になった孫のために、今もせっせと新聞を切り抜いている夫。
5歳の時は簡単だったけれど、12歳の知性を相手にすると切り抜く記事の数が多すぎて、疲れ気味のよう。
「中学生になったら、もう止めよう」と言いつつ、今日もハサミを手にしてましたっけ。
「誕生日=何か買ってもらう日」という少々寂しいあり方からも解放される、清々しいプレゼントだなーと私は心底感心している。
そんな夫が10歳の孫に贈った誕生日プレゼントは「手作り(段ボール)ロボット」。
手指の関節まであるロボット制作に丸3日費やしていました。
私から孫へのプレゼント(オマケ)
私のはすごく安直!
一応「思い出プレゼント係」と称しているけれど、要はどこかに連れて行くだけ。
行き先を決めるのに少々悩みはするけれど、実際は自分も楽しめる場所にするという、ちょっと策略的なプレゼント。
サンリオピューロランドだったり、TeNQ(テンキュー)だったり、千葉子どもの国だったり、劇団四季の「ライオンキング」だったり、キッザニア東京だったり…。
品物をプレゼントした時もあったけれど、悩んでもそれほど良いアイデアが浮かばず、結局「どこかに連れて行く」スタイルに落ち着いた。
ずっこけそうな後日談
私のは、モノより「楽しい思い出を!」というなかなか上等なプレゼントだったけれど、小学6年生になった孫息子が夫へのバースデーカードに
ジジ、いつもありがとう。
ジジの連れて行ってくれる所はどこも楽しかったです。
今度は僕がジジに何かしてあげます。
なんて。
道案内のつもりで夫に同行を頼んだのに、孫には「ジジが連れて行ってくれた」ことになっていた。
行き場所を決たり、チケットを用意したり…すべての算段をしたのは私なのに…(笑)。
夫に「誕生日プレゼント、ありがとう」の二重取りをされてしまっていた。